Interview
子どもたちの成長を見守る平屋のすまいすまい工房 S様のすまい
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小さな「今」を積み重ねて。
家族をそばに感じる、かけがえのない日々を。うららかな日差しは心地よく、あとは桜の開花を待つばかり…。3月特有のワクワク感を感じさせる週末に、Sさまのすまいを訪ねました。念願だったという平屋で、ご夫婦とお子さん3人の5人暮らし。やさしい春の光が降り注ぐダイニングキッチンでは、仲良し親子ののびやかな笑い声がひびきます。
建物は「コの字」型になっていて、住まいの真ん中にあるダイニングキッチンを挟み、玄関側がリビング、和室などを設けたパブリックスペース。奥には水回りや寝室、子どもたちの部屋などのプライベートスペースという間取りになっています。「どこにいても家族の息遣いを感じられる家にしたくて」と語るご主人。いずれ子どもたちが独立したあとの暮らしを考え、平屋に決めたとか。子ども部屋は一部屋のみですが、将来は梁や柱を境にして間仕切りを取り付けることも考えています。 -
家族で一緒に過ごせることを
一番に考えた間取りで、「今」を楽しむ暮らし。奥さま一番のお気に入りは、中庭に面した南側の大きな窓。家事をしながら外の様子を眺めることができます。こちらのダイニングスペースからは外に出られない間取りにしたことで、家(ウチ)と庭(ソト)をつなぐ導線をひとつに。また、建物とウッドデッキの間に小さな“中庭”を設けるなど、庭のある豊かな暮らしを提案する『すまい工房』ならではのセンスが光ります。さらにもうひとつ、Sさんの住まいでシンボリックな空間となっているのがリビングです。床の中央に段差をつけ、家族の憩いのスペースとして活用。ミニマリズムを実践する奥さまの想いを汲み、家具は最小限に。各所に収納スペースを確保することで暮らしやすさを実現しました。
「部屋数を多くすることもできたのですが、今、家族で一緒に過ごせることを一番に考えた間取り。子どもたちはすぐ大きくなっていくので、何気ない瞬間がしあわせですね」とご夫婦。平屋の住まいで積み重ねていく、かけがえのない「今」。ありのままの暮らしが、家族の絆を深めていきます。